平成28年度 静岡東部子どもの心勉強会

お知らせ

昨日、三島市で行われた「静岡東部子どもの心勉強会」にスタッフ全員で参加をしてきました。

全7回の開催で、今回が第1回目ということで、静岡てんかん・神経医療センター発達支援室主任の杉山修先生のお話でした。

勉強会には約270名という、教育・福祉・司法・医療など、さまざまな分野の方達が参加をしていました。

第1回目のテーマは「これからの発達障害のある子どもの支援~乳幼児期、学齢期の特別な支援の在り方~」として、

約2時間半、非常に内容の濃いお話をしてくださいました。

発達障害の特性から始まり、二次障害について、発達障害のある子どもへの具体的な支援の仕方、特別支援教育の在り方など、現場で直接発達障害のお子さんと関わることの多い私たちにとっては、とってもためになるお話ばかりでした。

 

発達障害のある子どもの指導で目指すものとして、子どもの得意な部分を伸ばすことや、遊びや活動の中で「分かる」「できる」と感じられる喜びを体験し、自信を持てるような経験をさせることなどが挙げられていました。

 

最後には特別支援教育の今後の在り方として、「合理的配慮」と「基礎的環境整備」の重要性についてお話しされていました。

 

合理的配慮という、聞きなれない言葉ではありましたが、具体的な事例を挙げて分かりやすく説明して下さいました。

個性や障害の特性に応じて、その持てる力を高められるように、必要な知識や技能を身に付けたり、学習内容の工夫をしたり、コミュニケーションの方法に配慮するなど、周りを取り巻くあらゆる状況、環境を整えていく、そういったお話でした。

 

発達障害を単なる障害ととらえるのではなく、環境因子や個人因子を踏まえた支援をしていくという、一番基本的な事であり、最も大切な事を勉強することができました。

 

現場にいるだけでは、ついつい忘れてしまうことや、知らなかったことなどを、勉強会や研修会へ参加することで、常に向上心を持ち、常に学ぶ気持ちを忘れずに、今後も支援していきたいと思います。

 

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